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竜巻から川の流れを読む =ブラジル セラデカナストラ国立公園=

澄んだ水面で機会を待つ


滝の下の水面は最初は穏やかだった。水底がはっきりと見える。
旅人はこの水域を解説しながら、さらに待っているものがあった。彼はマンガダグアと呼ばれるトルネードがもたらす洪水のタイミングを知っていた。解説の最中、滝はみるみるうちに増水し、先ほどまで澄んでいた水面は激しい流れとなって白濁してその表情を変えていった。

セラデカナストラ国立公園

セラデカナストラ国立公園は、ブラジルのミナスジェライス州のカナストラ山脈にある国立公園である。植生は主に岩場とセラードで、渓谷渓谷に林立した森林があり、45種の固有種の植物を持つ。セラードとは、ブラジル中央部のサバンナ気候地域にみられる植生のことで、イネ科植物を主とする草原で低木をまじえる。

火星の川は逆さまなのか

火星の倒立した河川の彫塑



火星にも川はある。だが地球のそれと異なり逆さまである。
山なのか谷なのか。この錯覚は、我々の脳を混乱させ、逆さまにしてしまう。

河川の跡が周囲より高くなる

風景の中に我々の脳は識別困難に陥る。内部から光が出ているのか光の出ている場所がわからない。これによって火星の表面の写真に関する議論が発生した。
巻線の形状は、ここの古い河川で、非常に素晴らしい発見である。それは過去に火星に液体の水があったことを意味する。
画像の中にはクレーターが見えるが、これは光が上から来ていることを意味する。左上の隅に影が発生している。
それによって、理論的に、この河川の跡は周囲より高くなっているという事が言える。
本来、河川の跡は谷となるように掘り込まれているはずである。このような反転した地質学的プロセスは地球のセントジョージにも見られる。

ドイツの川のすべて ドイツに流れ込む水のバランス

ドイツの水利用を視覚化



ドイツは水が豊富な国だが、その分布は不均等である。地域によって十分な場所とそうでない場所がある。この動画ではドイツの水利用を視覚化して説明している。水の多様な利用性を示し、これまで存在しなかった産業、ライフスタイル、農業のニーズに分け入っていく。
雨が降る場所と蒸発する量、ドイツへの水の出入りの量が明確に示し、誰がどこでどのくらい使っているのか、どこに水不足があるのかも示している。

天然の水の流れと、人工の水の流れ

自然の利用可能性と人間の利用の地域差の比較は、なぜ天然の川に加えてドイツが人工水流の広範なネットワーク、すなわち伝達ネットワークによって覆われているのかを説明している。一部、問題を挙げれば、集中的な家畜や施肥によっても、農業は多くの地域で清潔な水不足を招く、等である。
この動画は、連邦教育研究省(BMBF)が資金を提供する「ドイツの水の流れ」プロジェクトの枠内で、生態経済研究研究所(IÖW)によって制作された。

チョウザメと一緒に時間と川を旅する Sturgeon's time travel

チョウザメと一緒に時間と川を旅する


チョウザメは2億年以上もの間存在していた。
最初の動物が水から揚がったとき、チョウザメはすでに存在していた。そして隕石が恐竜を絶滅させた後もチョウザメは川を通って移動した。火山噴火、氷河期、乾燥期も彼等は生き延びる事が出来た。しかし、その後人類が自然に介入を始めた。川をダムにし、水中資源を網で全て獲得していった。

チョウザメの淡水と海水の旅

チョウザメは淡水に卵を産む習性を持っている。そこで彼等は幼魚時代を過ごした後、すぐに海洋に進出する。塩分の多い海には豊かな食物資源が待っているからである。
何年も経った後、彼等は産卵のために川に帰る。この永遠の移動を通じて、チョウザメ達は常に新しい生息地を発見し続けて、捕食者も回避してきた。
しかし、一見利点に満ちた彼等のこの旅は、我々人間によって最大の問題へと発展させられてしまった。
彼等の旅路は川である。よってその旅は障害に満ちている。幸運にも人間の介入で生き残る者はほんのわずかである。工場の廃水、河川の流下矯正、産業として漁業、海洋への廃棄物など要因は様々である。幸運にも我々人類はこれらの問題を時間の経過とともに認識した。しかし、認識は実現の一歩に過ぎない。我々は認識と同時にすべき課題がたくさんある。

薬剤は我々の身体を離れると、環境へ影響を与え始める

洗い流す薬:薬、飲料水、環境



水道水に抗生物質は含まれるのか

抗生物質のようなものが、川や湖、飲料水の中にも発見されたと新聞で報じられた。病院で薬を処方されなくても人々はすでに水道水から抗生物質を取り込んでしまっているかもしれない。だが、水道水を検査しても事実は見つからず、医学に起因する健康被害は無いとも報告される。では、どこに真実があるのか。

検査精度の向上によって新たに薬物が検出

15年以上前の検査では検知出来なかったものも、技術の進歩で、かつての1000分の1の濃度でも検出が可能になっている。たとえば400mgの抗生物質を取り込んでいて、それを検出しようとした場合、2億リットルの水を必要とする。これはオリンピックのプールの40杯分に相当する。よって、この濃度であれば健康被害は起こりそうになく、飲料水の少なくとも抗生物質における問題に関しては安全性が保証されているといえる。
だが、問題は飲料水にのみ関わるとは言い切れない。川や海には魚、動物がいる。それらが水中の薬剤を通して摂取してしまった場合、男性化ホルモンに影響して沈静化し、他の動物に容易く捕食される存在となってしまう。アジアではこの例が鳥類に見られる。

薬物の自然環境への流出

では、どのようにして薬物は自然環境に人々の生活から拡散するのか。一つは身体への塗布物や洗剤などが洗い流されて下水へと流れる。もう一つは排泄物からの流出である。それらは下水処理場で処理されてはいるが、完全に除去する事は出来ない。したがって、それらは川へ流され、水分を流した残りの堆積成分も皮肉にも農業肥料として土壌に撒かれる事になる。

ライン川の水質を検査するVSRの活動 - 水質汚染

ライン川の水質を検査するVSRの活動 - 水質汚染



VSR-Gewässerschutz


VSR-Gewässerschutzは、ライン川とマイン川の様々な市民のイニシアティブの合併として、80年代初めに設立された。

水によって拡散する汚染

VSR-Gewässerschutzは今日、河川、沼、マース、ヴェーザー、エルベ、オーダー、ピーン等の都市の集水域で水質検査を行っている。過去には主に河川への産業排水や地方自治体排水が最大の負荷となっていたが、それらは地下水、排水、浸食、流出による汚染として拡散した。

地下水汚染に関するデータを取得

情報スタンドでは、市民に情報資料とテストドライブの結果に関する議論が行われている。地域の負荷と対策について市民と話し合っている。VSR-Gewässerschutzシステムは、庭の噴水や湧水や川から採取した水試料に起因する地下水汚染に関するデータを得る。この活動ではとりわけ、協会のメンバーが水質汚染と水の保護における人間の活動との関係を指摘することが重要である。
この協会は、分析し、評価し、明確にし、原因を特定し、環境負荷の軽減を求めていく。測定結果の広報誌が作成され、地域または国の報道機関に送られる。さらに、会員向けのニュースレターも発行している。

ラインフェルデン、ドイツ製の水力発電所

ラインフェルデン、ドイツ製の水力発電所


新ラインフェルデン水力発電所は、スイス側のラインフェルデン AGと、ドイツ側のラインフェルデン(バーデン)の2つの対向都市の間の、アッパー・ライン川の河川敷設発電所で、2010年に操業を開始した。
発電はドイツとスイスの間で均等に分割され、それぞれの国のバイヤーが子会社として電力を販売している。
環境保護にも配慮されており、遡上等の魚の移動のために別々の運河が建てられているため、彼らは川をバラグを登ることができるのである。

ラインフェルデン

Made in Germany: Wasserkraftwerk Rheinfelden
ライン川はスイスとドイツの国境を形成しており、ラインフェルデンはそこに含まれる。スイス領とドイツ領に分れているこのラインフェルデンは12世紀にツェーリンゲン家によって創設された歴史ある街である。古くから温泉療養地として知られ、近年においては、カジノやレンガ造りのビール工場などを目当てに来る観光客でも賑わいを見せる。

スイスライン港でのビジネスランチの光景

スイスライン港


2016年6月8日、スイスライン港では、内陸輸送における気候および環境保護措置が発表された。
船舶や港湾の物流をより環境にやさしく、気候に優しいものにするために、ライン川沿いや国際的にも努力がなされている。スイスライン港には環境の持続可能性が非常に重要であると副局長は説明している。水質の保護のための国際的な合意は非常に重要である。

汚れた土の扱い方

ビジネスランチでは汚れた土壌をどのように扱うことができるのか、砂利などの精製された材料を、材料循環の観点からリサイクル建材として使用できるのかも説明された。

LNG供給船の環境保護への貢献

View of the business lunch at Schweizerische Rheinhäfen
LNGの船舶は、ディーゼルエンジンを搭載した船舶よりも温室効果ガスが20%少ないとの説明があった。これはガス漏れを考慮した数値である。窒素酸化物及び粒子状物質は96〜99%少なくなるとの報告も挙がっている。LNG供給船は、液化天然ガスを再生可能なバイオガスに置き換えることによって、気候保護に大きく貢献する事が期待出来る。LNGの生産、輸送および貯蔵をさらに最適化する事が今後の課題といえる。

無数のコンピュータで黒海とドナウ川の未来図を描く

黒海の全体像をコンピュータが描く


ドナウ川に特別チームが結集

科学者たちは現在、多くの細部から黒海の全体像をまとめようとしている。特別チームがドナウ川のほとりに会した。ルーマニアとウクライナの科学者は、共同研究を開始した。彼らは、両国が共有する巨大な保護区域であるドナウ川デルタの水質と生物学的価値を評価する。

ドナウ川デルタの水質が改善

ドナウ川デルタ研究所の生態学者ジェニカ・ハンガヌは良いニュースをもたらした。藻類の成長が減少しているというのである。 さらに、水質改善の指標となる種もいくつか開発されている。工業排水の減少と効果的な水処理施設は、ドナウ川デルタの水質を改善している。

三角州の狭小化によりオークの木が減少

だが、この地域は他の課題に直面している、とルーマニアの地理学者ユリアン・ミッチェルスは述べている。ドナウ川には現在ダムと堤防が数多く存在する。デルタは狭くなっており、川は深くなっている。これは全地域の生物多様性に影響を与える。たとえば、以前は樹木が茂っていた場所が、水辺に接近していないため、今ではオークのような木が少なくなっている。

ダムの存在が乾燥につながる

Tausende Computer zeichnen Bild des Schwarzen Meeres
問題は当然ウクライナ側にもある。川とその環境には政治的境界というものが存在しない。水文学(水とロゴを合せた古代ギリシャ語から派生した言葉)者のミハイル・コルニロフは、ウクライナ側の主な問題は洪水であると説明している。さらに、ドナウ川に沿ったダムは、川と隣接する湖との間の水の交流をより困難にしている。それはが今後多くの湖を乾燥させていくと予想される。

ドナウ川の重金属濃度が減少

科学者が研究旅行で収集した多様なサンプルは、より詳細な検査のために実験室に運ばれる。化学者リリアーナ・テオドーロフも良いニュースをもたらした。近年、ドナウ川の重金属濃度が減少し、カドミウム、亜鉛、鉛などの金属が減少している。それらはもともと産業排水と農業から来るもので、未だに存在している。 だが、その量が土壌と水の両方で低下しているのは喜ばしいことである。

古い実験データも新しい形式に書き換えなくてはならない

ドナウ川デルタからの多様なデータが定期的に収集される。彼らは研究室の篭らず、また別の研究の旅に赴く。次に研究チームが集まったのはジュネーブで、そこではインタラクティブな地図とデータベースが、黒海の環境データ(ドナウ川デルタを含む)から集められている。環境科学者のグレゴリー・ギュリアニーは科学者たちは、時間の半分をすべてのデータを調べるのに費やしていると説明している。データというものは異なる形式と異なる品質でもたらされる。それゆえ実験や検査のソフトウェアが機能していくように既存のデータも、新しいソフトウェアに即した形式に変換していかなくてはならない。

開発したモデルを様々なプラットフォームから提供

科学者たちはこれまで、ドナウ川の土地利用、人口開発、水のバランスなどのコンピュータモデルを開発してきた。これらのモデルはさまざまなプラットフォームから使用できるようになっている。Google Earthもそのひとつでそこからアスクセスが可能になっている。スマートフォンやタブレットコンピュータで見ることも可能である。

人々はインターネットに接続し現実世界との接続がオフラインになる

このプロジェクトは地球規模の地球観測の一部である。モニタリング技術は、世界中の生態系や地域に関する情報を提供する科学的データベースを提供することを目的としている。 環境を観測する今日の技術は、衛星やセンサーを用いて非常に洗練されたものとなっている。そしてインターネットを使ってデータを広める。過去に作られた起源点が何年も経った未来で光るように。だが、残念な事に人々は現実世界への接続を失いかけている。新しいデータベースで追求される主な目標は、社会を複雑な自然環境に近づけることである。

データ分析によって災害などの未来予測を

ドナウ川の研究において研究者は実際に簡単にアクセス可能で重要なデータの実用的なアプリケーションを探している。水文学者ミハイル・コルニロフは、さまざまな国のすべてのデータを分析することで、黒海流域の状況を完全に把握できると考えている。例えば、この地域で起こり得る気候変動のシナリオを予測することが可能になるであろう。
またドナウ川デルタ研究所の彼の同僚であるジェニカ・ハンガヌも同様の知見を示している。将来的にはデータを使って多くの戦略を改善することができるようになる。たとえば、洪水のリスクを最小限に抑えたり、種の絶滅を抑制したり、生態系の変化を避けることが可能になると期待される。

ザンクト・ガレンの水流は大丈夫か

スイスの環境・エネルギー局AFUが警鐘を鳴らす


スイスの環境・エネルギー局のAFUの多年度計測シリーズの評価は、ザンクト・ガレンのカントンの小川の水質に重大な欠陥を示している。調査された50本の流域のうち、35種類がスイス連邦流域規制の要件を満たしていないというのである。原因と結果は多様だが、そのうちのいくつかを挙げてみよう。

流下に負担をかけるもの

Sankt Gallen
水域で何年も過ごす小さな水生動物は、水質と生息地の関係を提示しているといえる。カワゲラのような感受性の高い種は、圧力が大きすぎると自分自身を維持することがでないので、生物多様性の減少につながる。
水質汚染の原因は多岐にわたり、ほとんどの場合、複数の汚染源が同じ水域に作用している。個々の河川には、いわゆる下水道真菌を形成する細菌がひどく繁殖していた。このタイプの汚染の原因は、不十分に精製された廃水であることが多く、それらは河川等に直接排出される。また、農業や交通地域からの流出は、小さな河川に大きな負担をかける。
サンクトガレン州では小川の現状を写真等で提示し、連邦環境省に上げる全国的な調査が行っている。

ザンクト・ガレン

16万人の都市圏人口を抱えるスイス東部の中心都市である。スイスで最も標高が高い都市のひとつであり、冬にはかなりの積雪量がある。612年頃にアイルランドの修道士である聖ガルスがシュタインナッハ川の川岸に建てた小屋に起源を持つ。聖ガルスの死から1世紀経った719年に、聖オトマールはその小屋を修道院へと改め、街と修道院を聖ガルスにちなんで「ザンクト・ガレン」と名付けた。

エネルギー効率を向上させるドイツのマクデブルク市環境賞

イツのマクデブルク市環境賞


ドイツ、マクデブルクの映画制作会社がマクデブルク市環境賞に関する動画を公開している。

マクデブルク市環境賞

Magdeburg City Environment Award in Germany to improve energy efficiency
マクデブルク市環境賞は再生可能エネルギーの生産と使用を促進し、エネルギー効率を向上させるために優れた活動を行ってきた団体に贈られる賞で、授与式は2年ごとに行われる。マクデブルク市環境賞の目的は、エネルギー問題の議論を促進し、効果的かつ模範的な解決策の開発と実施に向けてさらなる活性導線を提供することである。

マクデブルク

ドイツ連邦共和国の都市で、ザクセン=アンハルト州の州都である。エルベ川の左岸に位置し、郊外でミッテルラント運河とエルベ・ハーフェル運河がエルベ川と合流する。そのため、街にも河港があり水上交通の要所となっている。近隣の都市としては、約75キロ西にブラウンシュヴァイク、75キロ南にハレ、100キロ東にポツダムが位置する。

【閲覧注意:ムシ】河川で学ぶドイツの農場環境キャンプ

ドイツLernbauernhofの環境キャンプ


ドイツのLernbauernhofは、多くの行動を経験して多くのことを学ぶことができる農場環境キャンプである。動物は何を食べるのか。気候への影響とは。水質と何か。森と牧草地の植物は食べる事ができるのか。子供のみならず大人も多くの疑問に対する答えを森で見つける。ゴム製のブーツ、ルーペ、ネットで森の探検にでかける。テントで寝て、夜にキャンプファイヤーを囲んで座る。
German farm environment camp to learn in the river
Lernbauernhofには多くの部屋がある。だが、それらは最初から居住可能なわけではない。だからこそ、すべての子供たちが大きな牧草地のテントで寝る。テントを張る牧草地の近くには、いくつかのコンポストトイレがあり、それはまたキャンプの一部として作られている。
料理には通常、野菜だけが使われる。余暇は、農場に所属している信頼出来る大人が同行して、キャンプを見守る。

【閲覧注意:汚染】大部分の廃水は環境にとってクリアではない

廃水による環境への影響


Environmental impact of wastewater
廃水による環境への影響がドイツ語で解説される。
世界の水需要の増加を考慮して、国連は今日の世界水の日に廃水の再処理を増やすよう求めた。UNESCOと共同で、200ページの世界水開発報告書を発表した。地球温暖化が進行していることから、2030年までに世界の淡水需要は50%増加する可能性がある。このため、環境を保護するためには、より多くの廃水をクリアにする必要がある。
すでに、少なくとも1ヶ月間水不足の地域に人口の3分の2が、最も人口の多い2つの国である中国とインドの2分の1が住んでいる。報告書によると、富裕国は排水の約70%を占めている。しかし、世界平均では、廃水の80%が未処理の環境に排出され、一部の国では90%以上が排出されいる現状がある。これは、環境がバクテリア、硝酸塩、化学溶媒、薬物で汚染されていることを意味する。
報告書によると、汚染された水と手洗い能力の欠如は、毎年80万人以上の人々が死に至ることを意味している。水関連疾患は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカで年間約350万人を死に至らしめ、エイズや交通事故を上回る脅威となっている。

オーストリアとイタリアの国境、山々に囲まれた水資源の保護活動

山々に囲まれた南ティロル


河川の流路は、生態系が開放され、動植物にとって重要な生息地である。それらは彼らは人間のためのレクリエーションエリアとして、また飲料水資源として役立ってる。しかし、その水質はしばしば集落、産業、農業の影響を受ける。
特に、電力生産のための水の使用は議論を提供し、多くの利益をひとつの屋根の下にもたらすことが課題である。南ティロルでの水の保護は、環境活動を考える上で重要なトピックである。ここでの水源の保護がドイツ語で語られている。

南ティロル

South Tyrol surrounded by mountains
南ティロルは山々に囲まれ、オーストリアとイタリアの国境、交通の要所あり、オーストリアとイタリアの係争地でもある。第一次世界大戦後の1919年にイタリア領となる。

堤防から河川を開放する、ドイツ、ハーフェル川の再生

ドイツ、ハーフェル川の再生プロジェクト


NABUはドイツで最も広く知られている自然保護グループのひとつで、100年以上にわたり人と自然のために活動している。
プロジェクトでは、中欧で最大の河川修復を実施している。

ハーフェル川

The Havel river flowing towards regeneration
ハーフェル川は国際的に重要な湿地帯である。彼等は開発された川を改装し、新しい自然のパラダイスを作りたいと考えている。10年も経たないうちに、ハーフェル川は再び生きている川になるはずである。かつて川を治水して直行化した時に孤立した、古い三日月湖を再接続し、堤防を取り除き、流路を活性化し、陸地と湿原の森がもうすぐ姿を現す。 さらに、堤防から河川を開放させていき、草原に水をもたらし、1,000種以上の動物がここに戻ってくる事に期待が寄せられている。

古い空き家を再生して、緑地を保全するオーバーエスターライヒ

オーバーエスターライヒの緑の自然を護るために


Oberösterreich_nature
ドイツ語で構成される環境保護関連の動画である。

川と山々に加えて、オーバーエスターライヒの自然は緑の牧草地と持続可能な栽培畑が特徴である。これらの景観を保存することは、我々ひとりひとりの仕事といえる。したがって、緑地を慎重に扱い、人工的な舗装等でそれらを塞がないようにする必要がある。
多くの古い建物が空き家として残っている。こうした建物の利用が無い事は住民の不満にも繋がっている。これらの建物を再利用する事によって街の中心地が再活性化する。そして新しい建物の建築を抑制する事によって緑地の減少を食い止めているのである。

マーラとハンナ、故郷のヴィーゼの川を護る学びと活動

ドイツの青少年の活動が故郷の川を護る

マーラとハンナは本当に篤厚のガールフレンドある。彼女達は彼らは環境保護グループ「グリーンフィールズ」を創設し、彼女達の故郷を流れる川「ヴィーゼ」の世話をする。手作りの魚避難所が、川の住人達にとって心地よい場所になるよう彼女達は願っている。
ドイツ語で構成される環境保護関連の動画である。

マーラとハンナの世界

マーラと彼女の親友ハンナは13歳。環境保護に情熱を注ぐ挑戦が続く。彼女達はバーデン・ヴュルテンベルク州で最大の自然保護区、印象的な風景の南部のシュバルツバルトに住んでいる。

「グリーンフィールズ」による環境保護

Girls living with the river of Wiese
今、まさに自然は少女達のためにあり、生命の強さと熱意の源となっている。これを維持するために、マーラとハンナはすでに11人のメンバーを持つ環境グループ「グリーンフィールズ」を設立した。マーラとハンナはグループと一緒に今この時を謳歌している。
「一緒に何かをするのは楽しいことです。そして一緒に我々はより多くを達成する事ができます」

ヴィーゼの川

活動の中心にヴィーゼの川がある。ヴィーゼは故郷のショプハイムを流れている。ヴィーゼは部分的に真っ直ぐになっており、その岸辺は多くの場所で舗装されている。しかし、河川の直行化は深刻な問題を引き起こす。洪水が頻繁に起こるのである。流速は非常に速く、魚や他の生き物は単純に洗い流されてしまう。

マーラとグリーンフィールズは、それについて何か行動して、かつてのように川の生活状況を回復したいと考えている。その行動というのが、魚の避難所、魚が強い流れから回避させる川岸の避難所を建てる事である。

ヴィーゼの流下修正の加えて水質にも問題があるようである。したがって、「グリーンフィールズ」はフライブルクの移動研究機関に調査を依頼する事にした。彼女達は水質が川に生息する小さな生き物から推測できることを学ぶ。果たして顕微鏡の世界に新発見はあるのだろうか。

ショップハイム市の祭典

マーラとハンナは人々の善意が海洋の保護に傾倒している事を知っている。それで、人々の注目をヴィーゼのもとに勝ち取りたいのである。ショップハイム市の祭典は彼女達にとって良い機会である。

インフォメーションスタンドでは、川についての自分達の仕事について書かれた新聞を配布したいと考えている。できるだけ多くの人々がヴィーゼの川とその地域の環境問題に気付くように、グリーンフィールズは計画している。彼女達の目標は、大人に川の状態を知らせ、さらなる活動のための寄付を集めることである。実際に寄付を集めるように実行する事は恥ずかしいので、マーラは自分自身を克服しなければならないのであった。

スイスのメディアが取材する、清潔な水のための中国の戦い


The Chinese economy fundamentally reconsider  approach to water
スイスのメディアが中国の清潔な水を勝ち取るための挑戦を取材した。スイスに拠点を置くメディアで、映像はドイツ語主体で構成されている。
中国最大の川の水の40%が有毒で、数え切れないほどの川の干潟が枯渇してしまった。これは急激な財政的影響によってもたらされ、水不足は毎年2%の経済コストを生み出している。驚くべき数字といえよう。
北京のような大都市では絶えずより多くの水が必要なため、パイプラインによって数千キロメートル以上の貴重な輸送手段を取る必要がある。中国経済は、今、水に対するアプローチを根本的に再考する岐路に立たされているのだ。

災害リスク軽減について知っておくべき10の事柄

災害リスク軽減について知っておくべき10の事柄

毎年数百の災害が発生する。我々はいつもそれを防ぐ事が出来る。
どこでそれが起こるのかわかれば災害リスクは小さくなる。

ここに実践すべき10の事柄がある。
災害リスクへの知識を深めていこう。

1. 10年間の被害

2001年から2010年までの期間、災害によって1兆ドル相当の損害が発生し、人々は2800万の家屋を失った。オーストラリアの災害は110万、一日あたり300人の犠牲が出ている計算である。

2. 災害=危険性×脆弱性

災害とは地震、津波、洪水のような自然災害そのものではない。暴動のような人為的な危険もこれに含まれ。これらに対する私達の脆弱性が災害の影響に単純比例する。

3. 被害は一定ではない

災害が発生したとき影響は脆弱性に比例し、被害は一定ではない。貧しい国ほど災害時の被害が甚大となり、国際社会からも見捨てられやすい。

4. 異なるリスク管理が必要

Hardware and software for disaster countermeasures
ハードに対する介入としては建築やインフラの保護、ソフトに対する介入としては、教育とツールの訓練、コミュニティを拡げる事である。イニシアチブを広範囲に拡げる事によって、対応できる容量、脅威に対する弾力性が増す。

5. あちらを立てればこちらが立たず

Rice production and mosquito and malaria
一つの災害に対処するためにさらなる災害を予期出来ないという例が挙げられる。
米穀の生産を増大させる事は飢餓対策には有効であるが、灌漑によって蚊の繁殖に繋がり、マラリアなどの症例が増える。

6. 対策に地元コミュニティを巻き込もう

災害対策に地元の人々のコミュニティを巻き込む事は重要な要素である。将来の災害を処理するために必要なスキル、家の再建や探索救助犬の育成は有効な手段といえる。

7 正の変化

ビルのような長期的な開発を目指す事も有効である。病院と教育者の育成も欠かせない。

8. 気候変動によって食物が値上がり

災害リスクに関して気にかけておくべき事は、さらなる気候の変動である。予測不可能な天気は作物の価格の高騰、天然資源の需給逼迫といった影響を及ぼす。

9. 人々の生活の変化

都市に住む人が増加している。それにともない病気や暴力行為による危険が増加する。

10. 災害リスク

災害リスクという分野は、誰もが開発に携るビジネス関係者である。ワールドワイドなコラボレーションは、このビジネスの重要な組織といえるだろう。

オオカミはどのようにして川を変えてゆくのか

イエローストーン国立公園とオオカミ

栄養カスケード

過去半世紀興味深い科学的発見の一つは栄養カスケードの発見だろう。栄養カスケードは、食物連鎖の最上部から始まる生態学的過程で最下層まで完全に影響する。
古い例を挙げてみよう。1995年にイエローストーン国立公園でオオカミが再び野生化された。オオカミは様々な動物を捕食している事が知られている。だが、彼等が多くの命を救っている事には衆目はあまり向けられていない。

オオカミの不在とシカの個体数の増殖

オオカミが戻ってくる以前、70年間オオカミは存在しなかったが、シカを狩る者がいなかったため個体数が増え続けて、人間が数を調整しようと試みたにもかかわらず、シカはあたりの植生をほとんど食べつくしてしまったのである。

オオカミ達が帰ってきた

Yellowstone National Park and Wolves
しかし、オオカミはやってくるとすぐに、彼等は少数であったにもかからず実に顕著な効果を与え始めた。
当然、オオカミはシカを捕食したが、それ自体は大きな影響ではない。それより大きな意味を持ったのはオオカミがシカの行動を変化させたことである。

シカの減少と植生の復活

シカは公園の特定の地域を回避するようになった。特にシカが追い詰められやすい渓谷と渓谷の間の地域で植生が再生し始めた。木の高さが6年で5倍になった所もある。

植生が戻ると他の動物達の生息地も増える

地肌が晒されていた傾斜面はアスペン(ヤマナラシ)、ヤナギ、綿の森林になった。そうすると、すぐに鳥類がそこへやってくるようになり、鳥類、渡り鳥の数が大幅に増加し始めた。
ビーバーは木を食べるのが好きなので、ビーバーの数も増えた。
オオカミのようにビーバーもまた生態系のエンジニアといえる。彼等は他の種の生息地も作る。彼等が川に建設したダムは、カワウソ、カモ、アヒル、魚、爬虫類、両生類にも、生息地を提供した。
オオカミはコヨーテを捕食し、その結果、ウサギとマウスの数が増え、それは鷹、イタチ、キツネ、アナグマも増加するという事に繋がる。ワタリガラス、白頭ワシもオオカミが残した腐肉を食べるために降りてきて、クマもそれを餌にして、同様に増加し始めた。クマの個体数の増加は、再生したベリーの低木にも由来する。そして、クマも子供のシカを捕食し、オオカミの影響を強めた。

オオカミが川の有り様を変えた

そして、さらに興味深い事実がある。
それはオオカミが川の有り様を変えた事である。
川沿いの侵食が少なくなり、水路が狭くなり蛇行し始めた。多くの水たまりや浅瀬ができて、それらは野生動物の生息地としてすばらしいものになった。
川がオオカミに反応して変化したのである。
その理由は再生中の森林が斜面を安定させ、崩壊しないようにさせる事で、川の流れも安定した事。同様に、部分的にシカの生息域を狭める事で、谷のエリアで植生が回復し、安定したため、土壌浸食が減った事である。つまり少数のオオカミが、イエローストーンの生態系だけではなく国立公園、この巨大な土地、その地形までも変えいったのである。