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初心者のためのヨガ、エネルギーの滝で苛立ちを静める

モスクワから滝のヨガ



反社会的活動や、過度な宗教的啓蒙に繋がらず、健康と美容の一助とするならば、ヨガを生活に取り入れてみるのもいいかもしれない。
モスクワのヨガ講師カテリーナ・ブイダさんは、初心者のためのヨガと銘打って、滝のエネルギーを取り入れるヨガをレクチャーしている。
身体をまっすぐに伸ばし、柔軟性と呼吸に重きを置いているようだ。美しい身体を造る感覚は、ロシアバレエにも一脈通じるものがあるだろう。
清らかな滝を背に体操している姿を見ていると、それだけで不思議と呼吸が楽になり、背中が温かくなる気すらしてくる。それはプラシーボ効果だとの指摘を受けるかもしれないが、効果がある事自体よい事である。

【90分】森の鳥のさえずり、滝と雨のつぶやき

多湿を感じるリラクゼーション


人の踏み込まぬ秘境。そこに在る水は一時も流れを止めない。
深い緑と鳥達の声によって、人はそこに多湿すら視覚に見えるかもしれない。
我々に視線が森に拒まれぬ存在でありたいものである。

ドアのないトイレと自然のジャグジー =クリミアのフナ要塞跡、ジュールジュールの滝=

クリミアのフナ要塞跡、ジュールジュールの滝



アウトドアで滝で用を足す、という話ではない。
ツアーの始まりは、クリミアのフナ要塞跡である。ツアーの行程を動画で紹介するという事らしい。
このフナ要塞は日本では、この名を知る人は少ないが、欧州では有名な観光スポットであるという事だ。
注目されたのが聳え立つ巨岩である。エカテリーナの頭の一部、ノアへの欲望、という名で紹介されていたが、一般的に通る名かどうかは不明である。
遺跡の中には元住人の石で出来たトイレがある。旅人も実際に腰を下ろしてみるが、微妙な表情ですぐに切り上げた。欧州にはトイレの文化が無かったため、ここが最初のトイレであると、ツアーでは説明している。要塞跡らしく丘の上から敵を狙うバリスタ台も紹介していた。
ツアーはそこから滝へと移動する。車での移動になるが、道が悪くオフロード車の使用を薦めている。

ジュールジュールの滝

滝の名前はジュールジュールの滝。
標高468mのボストーチヌイ・ウル・ ウゼン川の流れによる。100メートルの高さから三段階の流れに沿って水が降下している。 高さ15メートルの石灰岩棚から5メートルの幅の広い水の流れが深い地盤に落下し、河床を押しつぶす。
ジュールジュールはクリミアで最も強力な滝で、平均的な長期排水量は270リットル/秒である。乾季においても乾燥する事はない。ジュールジュールという名前は、滝の音の擬音であるとも、ジュール自体が水を意味する言葉ともいう。
全体を通して元気のある女性の紹介で、賑やかさが感じられた。ツアーでないと到達困難である事から、個人で静けさを感じるために訪れるには向かないと思われるが、自然のバイタリティーは十二分に感じられる。

ピンタレストの関連ボード

水の恵みがブナ原生林群を育む =ウクライナ、ザカルパート、カルパチア国立公園フックの滝=

カルパチア国立公園フックの滝



高山の草地と森林が旅人を迎えてくれる。
旅人達がハイキングに訪れているのはカルパチア国立公園フックの滝である。ウクライナのザカルパート(ザカルパッチャ)州にあり、ウクライナで最初の国立公園であり、最も大きい国立公園の一つである。
この公園で人々が目にする主な樹木は、ヨーロッパモミ、ヨーロッパブナ、トウヒの三種である。園内には、ウクライナのカルパティア山脈において最も全高の高い一本滝がある。これがフックの滝だ。
滝の高さは15メートル。地元住民は、そこから聞こえる轟音のために湖を滝と名付けた。フックの滝のフックは騒々しいという言葉に由来している。
そしてその騒々しさは、今では観光客を呼び込む呼び声となっている。

フンザフの滝 =ロシア、ダゲスタン共和国フンザフ=

岩肌から渓谷の底へ流れ落ちる細く白いライン



地球の表情の豊かさに改めて認識し感動の嘆息が漏れた。
ロシア、ダゲスタン共和国。北カフカース地方とカスピ海の間にあるロシア連邦を構成する共和国の一つだ。
切り立った崖のラインが美しく、岩肌から細長い滝が渓谷の底へ流れ落ちる。そのような水の流れがいくつもあった。

タゲスタン共和国について実に興味深い記述を見つけた。やや長文だが、以下にアドレスを紹介するので、是非読んでいただきたい。ここから複雑なこの土地の事情がうかがえる。
滝の紹介であえてこの記述も紹介するのは、これを知る事で滝や峡谷の美しさが更に味わい深いものになると思ったからである。

https://jp.rbth.com/lifestyle/79215-dagestan-no-minzoku

北米生活を満喫、ニューヨーク州ナイアガラの滝

北米在住のロシア人がナイアガラの滝を紹介



旅人のロシア語のナレーションで動画は進行してゆく。
ナイアガラ・フォールズ州立公園の紹介から旅は始まる。
公園では、博物館、食品売り場、映画館、土産屋、花火、ハイキング遊歩道、ピクニック・テーブル、レクリエーション・イベント及び魚釣りを提供している。
飛沫の白さにカメラを寄せる場面も見られる。彼女の飛沫への興味は遠くへも及んだようで、撮影場所から辛うじて見える流水の落所にもポイントを当てて解説を加えている。地図上の地形と現在の立地を正確に照合して、すでに土地勘のようなものが発生しているのがうかがえる。
周辺の自然公園の小動物に関心を寄せるのも、女性ならではの視点だろう。尻尾の長い大きめのリスが芝生を足早に駆け去り、草陰から顔をのぞかせていた。
自然の美しさを満喫して、旅人は夕日を背に人の生活空間へ帰っていった。

自動車クラッシュテストを兼ねた滝見物 =アゼルバイジャン、ラマラマの滝=

アゼルバイジャン、ラマラマの滝



車をクラッシュテストしながら滝見物


自分の車をクラッシュテストしないほうがいい、と旅人は言った。
アゼルバイジャンのラマラマ(あるいはラムラマ)の滝は到達が困難な場所である。高地への道はかなり難しい試練を通過しなければならない。
道路は砕けた石でいっぱいだ。普通の自動車で行こうものなら、自動車の底に石が当たって車体に深刻なダメージを与える。この過酷な試練は旅人には深刻であっても、地元住民はこれをビジネスチャンスとして活用している。
旅人は案内人が待つ停車場で一旦車を降り、そこで案内人の車へ乗り換えて旅を続ける事が出来る。案内人の自動車のフロントガラスには石の衝撃で穴が空いていた。
今ではその試練もアスファルトで塗り固められ、この問題は一部解決されたという。
夏の暑さにもかかわらず、ラマラマのには信じられないほどの涼しさがある。 水域の豊かさと多様性は、川、湖で構成され、観光客だけでなく地元住民の間でも非常に人気のある滝の存在が特徴である。
夏になっても中の水は氷のように冷たい。
高所から水が落ち、様々な方向へ飛沫する。夏の明るい太陽の下、水晶のようなおすそわけを旅人にくれるのだ。

アウトドア、漁師のクラブ

エニセイ川の漁師達



釣果は上々


漁師活動のクラブがある。そのクラブ名をアバカンという。
エニセイ川の源として発するビー=ヘム川。この上流に全幅が10メートルを超えない場所がある。ビー=ヘム川は、またの名をボルショイ・エニセイ川という。
偉大なるエニセイが水を鼓動させ、狭く険しい岩の裂け目の上に飛沫が舞い、そこに虹の橋が架かる。
漁師のグループは川くだりのために、旅路を急ぐ。
川釣りの釣果は、川に返されるものあり、漁師達の胃袋に収まるものありと、様々であった。

バスに揺られてウクライナ =ウクライナ ヤレムシュ=

カルパチア国立自然公園



バスでヤレムシュを目指す


旅人はヤレムシュ郊外にある美しい滝を訪ねる。
旅はヤレムシュまでのバスに揺られる所から始まる。そして旅人はヤレムシュの滝の岸辺の地を力強く踏む。

ヤレムシュの街


ヤレムシュはプルート川のほとりの山間にある、絵画の中にあるような低山のリゾート地である。
ヤレムシュの最初の歴史的な記念碑は1787年のものだ。この記念碑の伝説は、ヤレムシュの名前が最初の定住者の名前に由来する、とある。
この町は1894年にオーストリアからハンガリーの工業地帯への木材の輸出を目的とした鉄道の建設で、急速発展を遂げた。
さらに時代を遡ると、ワルシャワから人々の休日の保養地としての街の存在が見える。現時点のヤレムシュは、この地方の最も有名な観光地の中心という位置づけで、1980年には、ウクライナでは初めてのカルパチア国立自然公園が設立された。
市民は民俗習慣と儀式を受け継いで生活している。

関連するピンタレスト

『バスに揺られてウクライナ =ウクライナ ヤレムシュ=』

ナイアガラの滝 =ロシア語の旅行代理店に連れられて=

ナイアガラの滝



北アメリカで最も力強い滝


ナイアガラの滝。
ナイアガラ川の滝の複合体で、アメリカのニューヨーク州とカナダのオンタリオ州を分かつ。 ナイアガラの滝はカナダ滝、アメリカ滝、フィフス滝(英名ブライダルベール滝)とも呼ばれる。 標高の差はそれほど大きくないものの、滝は非常に幅が広く、そこを流れる水量よって、ナイアガラの滝は北アメリカで最も力強さを感じさせるである。