[Bosna i Hercegovina] ボスニア・ヘルツェゴビナの観光ネットワークNo.1

[Bosna i Hercegovina] ボスニア・ヘルツェゴビナの観光ネットワークNo.1


ボスニア・ヘルツェゴビナの観光ネットワークTuristički Rotorが自然と文化遺産の美しさを紹介している。

バニャ・ルカ

バニャ・ルカ(Banja Luka)は、ボスニア・ヘルツェゴビナの西北部にある同国で2番目に大きな都市である。自然が美しい事で人気のバニャ・ルカは、現在、観光資源のデジタル化プロジェクトを進めている。
グーグルマッピング、QRコード、スマートフォンアプリ、SNSなどのコンテンツを用意し、観光客のルート作成、情報アクセスを容易にしている。ボスニア・ヘルツェゴビナは観光資源の宝庫ではあるものの、そのプロモーションが課題として浮かび上がっている。38の自治体、市町村がこのデジタル化プロジェクトに参加していて、観光資源の情報デジタル化は今後も進むと期待される。
ドボイ(Doboj)地方のゴランコ(Goransko)もその例の一つである。ゴランコ(Goransko)は、モンテネグロ北部の小さな町であり、2003年の国勢調査によると町の人口は334人である。1982年にはピヴァ修道院は再建された。今後、レストランや宿泊施設等の観光インフラが整うにつれ、デジタル化が情報によって旅行者が自分の求める物を得やすい場所に成長していくのである。
情報のデジタル化は文化遺産の知名度向上にも一役買う。通行人の視界から隠れた場所にあるような古い石橋などがそれであり、これらの情報をネットワークに繋げる事で、古い文化遺産に新たな息吹を注ぐ事ができる。

コトロマニチェボ(Kotromanicevo)

ドボイ(Doboj)地方からは、コトロマニチェボ(Kotromanicevo)も紹介されている。コトロマニチェボ(Kotromanicevo)は観光村であり王立の村である。
伝統的な木製のログキャビン、リビングルーム、ベッドルーム、エアコン、シャワー付きバスルーム、ミニバーなどが用意され、伝統的な様式の上にも観光客に不便を感じさせないインフラも兼ね備えている。訪問者は、休息、リラクゼーション、パーティー、婚約、誕生日、素晴らしい結婚式等など、記念行事の場にこのコトロマニチェボ(Kotromanicevo)のおとぎ話のような雰囲気を選ぶ。
コトロマニチェボ(Kotromanicevo)の村には、地元の栽培エコプロダクト、子供の遊び場、ウォーターミルなどのエンターテインメント施設、湖、キャンプ、アーティスト専用スペースなどの手工芸品市場がある。
コトロマニチェボ(Kotromanicevo)の村では、Veličanka川でボートを楽しんだり、サッカーやバレーボールも楽しめる。川で釣りをしたり、ハイキングコースを歩いてハイキングをしたりできる。ハイキング用のストックの貸し出しもある。村から5kmの所にはぶどう畑もある。主な道路がコトロマニチェボ(Kotromanicevo)の村からわずか100メートルの所で繋がっていて、ザグレブ、バニャ・ルカ(Banja Luka)、ベオグラードへのバス停が200m先にある。

サラエヴォ(Sarajevo)

サラエヴォ(Sarajevo)は、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都であり、同国で最大の人口をもつ都市である。
サラエヴォの旧市街であるバシュチャルシヤは、街の歴史的・文化的中心であり、最も有名なシンボルでもある。バシュチャルシヤという言葉はトルコ語に由来している。トルコ語で「バシュ」という言葉は「頭」を意味し「初級」「主」「首都」という意味になり、チャルシヤはトルコ語で「バザール」「市場」を意味する。1551年にルステン・パシャ(Rustem pasha)によって建てられたドーム状の屋根がついたブルサ・バザール(Brusa bezistan)が象徴的である。

モスタル(Mostar)

モスタル(Mostar)は、ボスニア・ヘルツェゴビナの都市で、ヘルツェゴビナ・ネレトヴァ県の県都であり、ヘルツェゴビナ地方では最大の中心都市である。
モスタルの地名は実在した市場から左岸に向けて架かっていた木製の橋を守る「橋の番人」を意味するモスタリ(mostari)から来ているとされている。
16世紀、ネレトヴァ川を渡る重要な交通路であることからネレトヴァサンジャクの首府となり、ヘルツェゴビナ地域の行政の中心都市となった。現在に至るまで改築を挟み、モスタルの象徴的な存在である石橋ネレトヴァの橋が架かっている。ネレトヴァ川の夕日を人生の落日に喩えて、数々の詩人のテーマとなった。

ルビニェ

ルビニェ(Ljubinje)は、ヘルツェゴビナ地域の南東部に位置する。ドブロニク、モスタルから道が通じている。ルビニェの近くではローマと融合した教会の遺跡が見つかっている。ハーブ、薬草は村の宝物のひとつである。薬草蜂蜜、料理のベース、乾燥肉用にも薬草、ハーブが重宝されている。

テスリッチ(Teslić)

そして視点はまたドボイ(Doboj)地方に戻る。テスリッチ(Teslić)はボスニア・ヘルツェゴビナの北中央部にある町で、ウソラ川の傍にある。テスリッチ(Teslić)はリウマチ、心血管疾患、神経疾患の治癒のための健康スパであるBanjaVrućicaがある観光地としても知られている。BanjaVrućicaは、5つのホテルと1000以上のベッドを収容する複合施設で、ボスニア・ヘルツェゴビナで最大の観光客を抱えている。近くの山のBorjaも2つのホテルやスポーツ施設を備えた魅力的な観光地である。農村観光、宗教観光としてのプロモーションに力を入れており、一連のデジタルガイドにも組み込まれている。

バニャ・ルカ

紹介はまたバニャ・ルカ(Banja Luka)に戻る。
バニャ・ルカは南方から流れ込むヴルバス川(Vrbas)の美しさで知られ、周囲を丘に囲まれて窪地を成しており、市内には泉が多くある。またバニャ・ルカの歴史は古代に遡り、古いカステル要塞を含む最初の数世紀のローマ帝国時代の十分な形跡が残されている。EUの支援も受け、バニャ・ルカにおけるカステルの観光資源としての価値の向上が今後期待できるだろう。

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