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[公開終了]小さな川エムシャー、水を再生させた足跡

小さな川エムシャーの再生



小さな川エムシャーの再生がドイツ語で語られる。
何世紀にもわたり、ドルトムントとデュイスブルクの間の多数の支流として蛇行した小さな川エムシャーは自然の生命線であった。フィッシュポットやフィッシュフックのような考古学的な発見は、エムシャーに沿ってどこにでも現れていたパイク、ブルヘッド、コイ等の魚に証左される。しかし、ルール地方にドイツ最大の硬質炭と鉄鋼産業を見出す事によって、川の表情は一変した。
エムシャーグノッセンシャフト(ドイツの最初の水管理組合)はエムシャーとその支流のほとんどを下水道に変えた。彼らの仕事は、鉱山や製鉄所からの産業廃水をライン川に排出することである。この事業のために、エムシャーはその支流も含めて直行に流下を矯正された。強固なコンクリートベッドに河川が押し込まれていった。何十年もの間、そのような有毒な工業排水は、集落と都市を通って公然と流出した。これには家庭用排水も含まれた。こうしてかつてのきれいなエムシャーは下水道になった。ドイツの汚れた川になってしまったのである。

重工業の終焉 - エムシャーにとって新しい機会

前世紀の1950年代の終わりまで、ルール地域では硬質炭の生産が急増した。しかし、メダルの裏として表れた欠点は、石炭シームの崩壊など、地面の制御不能な流動によって引き起こされた沈下であった。
地球の制御不能な活動を考慮すると、第二のエムシャーになるような汚水を地下の下水管を通して排水するやり方は技術的には危険すぎるといえる。ルール地方以外では、このような下水道システムは長年にわたり行われてきたが、悪臭に悩まされているエムシャーの住民が、廃水管理者がその地域で代替案を発見するまでに50年ほど待たなければならなかった。
ルール地方の重工業の終焉は、エムシャーにとって新しいチャンスとなった。大部分の鉱山が生産を停止した後、その地域の下水が河川や地下から汚染が消えていくはずである。 エムシャーグノッセンシャフトはEUの新しい水ガイドラインに則って2009年に巨大なプロジェクトを開始した。汚染されたエムシャーとその汚れた支流を350kmの距離に亘って自然に近い河川システムに再建した。

マンモスプロジェクト:エムシャーの再建

目標は、2020年までにエムシャーを廃水から解放することである。将来的には、すべての排水は、下水処理場で400キロメートルの地下のコンクリートパイプシステムを通って輸送される事になる。
しかし、新しい下水道システムはエンジニアにとって問題も提起している。こうした人口密度の高い地域では、過去にキロメートル単位のパイプルートが地下に置かれた例は無い。これを実行するために、エンジニアは現代の鉱業技術に依る新しい技術プロセスを導入する。30メートルの深さのシャフトを通って、貨車が付いている個々のパイプ部品は、長いトンネルを通って10キロメートル離れたところまで目的地まで運ばれる。完全に組み立てられたパイプのみがある。すべてのパイプが一旦設置されると、下水処理プラントに接続される。
2020年までに、220万人の住民、産業、商業の汚染された廃水が処理される予定である。これは、将来的には5つの汚水処理場によって担われる事になる。その後、水は洗浄され、エムシャーとその支流にポンプで戻される。

自然は応えてくれる

Trout of Emscher regenerated
新しい下水システムは、運河を自然の水域に変換するための基礎を形成している。
すべてが準備され、新しい下水処理場がフル稼働するまでに、エムシャーはまだ多くの場所で汚水を運ばなくてはならない。小さな支流の約半分はすでに古いコンクリート床から解放され、川の堤防は改修された。清流はすでに、河川システム全体が将来どのように見えるかを我々に示している。
徐々に、茶色の鮭鱒のような魚は、彼らの古い生息地に戻ってきている。エムシャーの高い水位を補う新たに作られた湿地は、タゲリ(田計里)のような珍しい鳥を誘う。エムシャーグノッセンシャフトは、エムシャーの再建に53億ユーロを投資している。下水道を自然の川に変えれば、ルール地方の住民の生命線はもとに戻り、将来の重要な一歩となる事であろう。

美しきバルカン半島の河川を護る導線

美しきバルカン半島の河川


SAVE THE BALKAN RIVERS
バルカン半島の河川や湖沼は、ヨーロッパで最も美しくて貴重な自然の中にある。しかし、それらは数百の水力発電プロジェクトを通じて危険にさらされている。ドイツ環境保護主義者、映画制作者、環境活動家であるウルリッヒ・アイセルマンはこれらの自然の宝物を提示し、保護の価値を強調している。

エネルギー効率を向上させるドイツのマクデブルク市環境賞

イツのマクデブルク市環境賞


ドイツ、マクデブルクの映画制作会社がマクデブルク市環境賞に関する動画を公開している。

マクデブルク市環境賞

Magdeburg City Environment Award in Germany to improve energy efficiency
マクデブルク市環境賞は再生可能エネルギーの生産と使用を促進し、エネルギー効率を向上させるために優れた活動を行ってきた団体に贈られる賞で、授与式は2年ごとに行われる。マクデブルク市環境賞の目的は、エネルギー問題の議論を促進し、効果的かつ模範的な解決策の開発と実施に向けてさらなる活性導線を提供することである。

マクデブルク

ドイツ連邦共和国の都市で、ザクセン=アンハルト州の州都である。エルベ川の左岸に位置し、郊外でミッテルラント運河とエルベ・ハーフェル運河がエルベ川と合流する。そのため、街にも河港があり水上交通の要所となっている。近隣の都市としては、約75キロ西にブラウンシュヴァイク、75キロ南にハレ、100キロ東にポツダムが位置する。

【閲覧注意:ムシ】河川で学ぶドイツの農場環境キャンプ

ドイツLernbauernhofの環境キャンプ


ドイツのLernbauernhofは、多くの行動を経験して多くのことを学ぶことができる農場環境キャンプである。動物は何を食べるのか。気候への影響とは。水質と何か。森と牧草地の植物は食べる事ができるのか。子供のみならず大人も多くの疑問に対する答えを森で見つける。ゴム製のブーツ、ルーペ、ネットで森の探検にでかける。テントで寝て、夜にキャンプファイヤーを囲んで座る。
German farm environment camp to learn in the river
Lernbauernhofには多くの部屋がある。だが、それらは最初から居住可能なわけではない。だからこそ、すべての子供たちが大きな牧草地のテントで寝る。テントを張る牧草地の近くには、いくつかのコンポストトイレがあり、それはまたキャンプの一部として作られている。
料理には通常、野菜だけが使われる。余暇は、農場に所属している信頼出来る大人が同行して、キャンプを見守る。

オーストリアとイタリアの国境、山々に囲まれた水資源の保護活動

山々に囲まれた南ティロル


河川の流路は、生態系が開放され、動植物にとって重要な生息地である。それらは彼らは人間のためのレクリエーションエリアとして、また飲料水資源として役立ってる。しかし、その水質はしばしば集落、産業、農業の影響を受ける。
特に、電力生産のための水の使用は議論を提供し、多くの利益をひとつの屋根の下にもたらすことが課題である。南ティロルでの水の保護は、環境活動を考える上で重要なトピックである。ここでの水源の保護がドイツ語で語られている。

南ティロル

South Tyrol surrounded by mountains
南ティロルは山々に囲まれ、オーストリアとイタリアの国境、交通の要所あり、オーストリアとイタリアの係争地でもある。第一次世界大戦後の1919年にイタリア領となる。

堤防から河川を開放する、ドイツ、ハーフェル川の再生

ドイツ、ハーフェル川の再生プロジェクト


NABUはドイツで最も広く知られている自然保護グループのひとつで、100年以上にわたり人と自然のために活動している。
プロジェクトでは、中欧で最大の河川修復を実施している。

ハーフェル川

The Havel river flowing towards regeneration
ハーフェル川は国際的に重要な湿地帯である。彼等は開発された川を改装し、新しい自然のパラダイスを作りたいと考えている。10年も経たないうちに、ハーフェル川は再び生きている川になるはずである。かつて川を治水して直行化した時に孤立した、古い三日月湖を再接続し、堤防を取り除き、流路を活性化し、陸地と湿原の森がもうすぐ姿を現す。 さらに、堤防から河川を開放させていき、草原に水をもたらし、1,000種以上の動物がここに戻ってくる事に期待が寄せられている。

古い空き家を再生して、緑地を保全するオーバーエスターライヒ

オーバーエスターライヒの緑の自然を護るために


Oberösterreich_nature
ドイツ語で構成される環境保護関連の動画である。

川と山々に加えて、オーバーエスターライヒの自然は緑の牧草地と持続可能な栽培畑が特徴である。これらの景観を保存することは、我々ひとりひとりの仕事といえる。したがって、緑地を慎重に扱い、人工的な舗装等でそれらを塞がないようにする必要がある。
多くの古い建物が空き家として残っている。こうした建物の利用が無い事は住民の不満にも繋がっている。これらの建物を再利用する事によって街の中心地が再活性化する。そして新しい建物の建築を抑制する事によって緑地の減少を食い止めているのである。

マーラとハンナ、故郷のヴィーゼの川を護る学びと活動

ドイツの青少年の活動が故郷の川を護る

マーラとハンナは本当に篤厚のガールフレンドある。彼女達は彼らは環境保護グループ「グリーンフィールズ」を創設し、彼女達の故郷を流れる川「ヴィーゼ」の世話をする。手作りの魚避難所が、川の住人達にとって心地よい場所になるよう彼女達は願っている。
ドイツ語で構成される環境保護関連の動画である。

マーラとハンナの世界

マーラと彼女の親友ハンナは13歳。環境保護に情熱を注ぐ挑戦が続く。彼女達はバーデン・ヴュルテンベルク州で最大の自然保護区、印象的な風景の南部のシュバルツバルトに住んでいる。

「グリーンフィールズ」による環境保護

Girls living with the river of Wiese
今、まさに自然は少女達のためにあり、生命の強さと熱意の源となっている。これを維持するために、マーラとハンナはすでに11人のメンバーを持つ環境グループ「グリーンフィールズ」を設立した。マーラとハンナはグループと一緒に今この時を謳歌している。
「一緒に何かをするのは楽しいことです。そして一緒に我々はより多くを達成する事ができます」

ヴィーゼの川

活動の中心にヴィーゼの川がある。ヴィーゼは故郷のショプハイムを流れている。ヴィーゼは部分的に真っ直ぐになっており、その岸辺は多くの場所で舗装されている。しかし、河川の直行化は深刻な問題を引き起こす。洪水が頻繁に起こるのである。流速は非常に速く、魚や他の生き物は単純に洗い流されてしまう。

マーラとグリーンフィールズは、それについて何か行動して、かつてのように川の生活状況を回復したいと考えている。その行動というのが、魚の避難所、魚が強い流れから回避させる川岸の避難所を建てる事である。

ヴィーゼの流下修正の加えて水質にも問題があるようである。したがって、「グリーンフィールズ」はフライブルクの移動研究機関に調査を依頼する事にした。彼女達は水質が川に生息する小さな生き物から推測できることを学ぶ。果たして顕微鏡の世界に新発見はあるのだろうか。

ショップハイム市の祭典

マーラとハンナは人々の善意が海洋の保護に傾倒している事を知っている。それで、人々の注目をヴィーゼのもとに勝ち取りたいのである。ショップハイム市の祭典は彼女達にとって良い機会である。

インフォメーションスタンドでは、川についての自分達の仕事について書かれた新聞を配布したいと考えている。できるだけ多くの人々がヴィーゼの川とその地域の環境問題に気付くように、グリーンフィールズは計画している。彼女達の目標は、大人に川の状態を知らせ、さらなる活動のための寄付を集めることである。実際に寄付を集めるように実行する事は恥ずかしいので、マーラは自分自身を克服しなければならないのであった。

マーラとハンナ、故郷の川を護る挑戦

マーラとハンナ、故郷の川を護る挑戦



Youth protecting the river environment
ドイツ語で構成される環境保護関連の動画である。

マーラとハンナは本当に篤厚のガールフレンドある。彼女達は環境保護グループ「グリーンフィールズ」を創設し、彼女達の故郷を流れる川「ヴィーゼ」の世話をする。手作りの魚避難所が、川の住人達にとって心地よい場所になるよう彼女達は願っている。
この日は募金のための看板作成を皆でがんばっているようだ。

スイスのメディアが取材する、清潔な水のための中国の戦い


The Chinese economy fundamentally reconsider  approach to water
スイスのメディアが中国の清潔な水を勝ち取るための挑戦を取材した。スイスに拠点を置くメディアで、映像はドイツ語主体で構成されている。
中国最大の川の水の40%が有毒で、数え切れないほどの川の干潟が枯渇してしまった。これは急激な財政的影響によってもたらされ、水不足は毎年2%の経済コストを生み出している。驚くべき数字といえよう。
北京のような大都市では絶えずより多くの水が必要なため、パイプラインによって数千キロメートル以上の貴重な輸送手段を取る必要がある。中国経済は、今、水に対するアプローチを根本的に再考する岐路に立たされているのだ。

スクリーンセーバーに収められたジャングルの滝

スクリーンセーバー用に作られたジャングルの滝90秒


ジャングルの滝

Jungle waterfall
Jungle waterfall
スクリーンセーバー用に作られた、ジャングルのの90秒という短い映像である。詳細不明。水の濁りから、流域に土成分が多いであろう事がうかがい知れるのみである。

柔らかな真珠が夜の街を優しく飾る =大阪梅田淀川=

淀川河川公園から見る梅田の摩天楼 夜景 グランフロント大阪



Night View of Umeda Skyscrapers from Yodogawa Riverside Park
夜の街の灯りといえば大きく分けて二種類だろう。ひとつは喧騒の伴う派手で色彩の濃いネオンの光。もうひとつは人の営みが作る柔らかな命を感じられる優しい光。この映像に見られるのは、もちろん後者の優しい光である。
淀川河川公園は、大阪市の梅田地区の北に位置する。淀川の夜景や梅田地区周辺の高層ビルの素晴らしい夜景を楽しむことができる。
ゆったりと流れる淀川は、人の営みの灯りを優しく映して揺らめく。

災害リスク軽減について知っておくべき10の事柄

災害リスク軽減について知っておくべき10の事柄

毎年数百の災害が発生する。我々はいつもそれを防ぐ事が出来る。
どこでそれが起こるのかわかれば災害リスクは小さくなる。

ここに実践すべき10の事柄がある。
災害リスクへの知識を深めていこう。

1. 10年間の被害

2001年から2010年までの期間、災害によって1兆ドル相当の損害が発生し、人々は2800万の家屋を失った。オーストラリアの災害は110万、一日あたり300人の犠牲が出ている計算である。

2. 災害=危険性×脆弱性

災害とは地震、津波、洪水のような自然災害そのものではない。暴動のような人為的な危険もこれに含まれ。これらに対する私達の脆弱性が災害の影響に単純比例する。

3. 被害は一定ではない

災害が発生したとき影響は脆弱性に比例し、被害は一定ではない。貧しい国ほど災害時の被害が甚大となり、国際社会からも見捨てられやすい。

4. 異なるリスク管理が必要

Hardware and software for disaster countermeasures
ハードに対する介入としては建築やインフラの保護、ソフトに対する介入としては、教育とツールの訓練、コミュニティを拡げる事である。イニシアチブを広範囲に拡げる事によって、対応できる容量、脅威に対する弾力性が増す。

5. あちらを立てればこちらが立たず

Rice production and mosquito and malaria
一つの災害に対処するためにさらなる災害を予期出来ないという例が挙げられる。
米穀の生産を増大させる事は飢餓対策には有効であるが、灌漑によって蚊の繁殖に繋がり、マラリアなどの症例が増える。

6. 対策に地元コミュニティを巻き込もう

災害対策に地元の人々のコミュニティを巻き込む事は重要な要素である。将来の災害を処理するために必要なスキル、家の再建や探索救助犬の育成は有効な手段といえる。

7 正の変化

ビルのような長期的な開発を目指す事も有効である。病院と教育者の育成も欠かせない。

8. 気候変動によって食物が値上がり

災害リスクに関して気にかけておくべき事は、さらなる気候の変動である。予測不可能な天気は作物の価格の高騰、天然資源の需給逼迫といった影響を及ぼす。

9. 人々の生活の変化

都市に住む人が増加している。それにともない病気や暴力行為による危険が増加する。

10. 災害リスク

災害リスクという分野は、誰もが開発に携るビジネス関係者である。ワールドワイドなコラボレーションは、このビジネスの重要な組織といえるだろう。

オオカミはどのようにして川を変えてゆくのか

イエローストーン国立公園とオオカミ

栄養カスケード

過去半世紀興味深い科学的発見の一つは栄養カスケードの発見だろう。栄養カスケードは、食物連鎖の最上部から始まる生態学的過程で最下層まで完全に影響する。
古い例を挙げてみよう。1995年にイエローストーン国立公園でオオカミが再び野生化された。オオカミは様々な動物を捕食している事が知られている。だが、彼等が多くの命を救っている事には衆目はあまり向けられていない。

オオカミの不在とシカの個体数の増殖

オオカミが戻ってくる以前、70年間オオカミは存在しなかったが、シカを狩る者がいなかったため個体数が増え続けて、人間が数を調整しようと試みたにもかかわらず、シカはあたりの植生をほとんど食べつくしてしまったのである。

オオカミ達が帰ってきた

Yellowstone National Park and Wolves
しかし、オオカミはやってくるとすぐに、彼等は少数であったにもかからず実に顕著な効果を与え始めた。
当然、オオカミはシカを捕食したが、それ自体は大きな影響ではない。それより大きな意味を持ったのはオオカミがシカの行動を変化させたことである。

シカの減少と植生の復活

シカは公園の特定の地域を回避するようになった。特にシカが追い詰められやすい渓谷と渓谷の間の地域で植生が再生し始めた。木の高さが6年で5倍になった所もある。

植生が戻ると他の動物達の生息地も増える

地肌が晒されていた傾斜面はアスペン(ヤマナラシ)、ヤナギ、綿の森林になった。そうすると、すぐに鳥類がそこへやってくるようになり、鳥類、渡り鳥の数が大幅に増加し始めた。
ビーバーは木を食べるのが好きなので、ビーバーの数も増えた。
オオカミのようにビーバーもまた生態系のエンジニアといえる。彼等は他の種の生息地も作る。彼等が川に建設したダムは、カワウソ、カモ、アヒル、魚、爬虫類、両生類にも、生息地を提供した。
オオカミはコヨーテを捕食し、その結果、ウサギとマウスの数が増え、それは鷹、イタチ、キツネ、アナグマも増加するという事に繋がる。ワタリガラス、白頭ワシもオオカミが残した腐肉を食べるために降りてきて、クマもそれを餌にして、同様に増加し始めた。クマの個体数の増加は、再生したベリーの低木にも由来する。そして、クマも子供のシカを捕食し、オオカミの影響を強めた。

オオカミが川の有り様を変えた

そして、さらに興味深い事実がある。
それはオオカミが川の有り様を変えた事である。
川沿いの侵食が少なくなり、水路が狭くなり蛇行し始めた。多くの水たまりや浅瀬ができて、それらは野生動物の生息地としてすばらしいものになった。
川がオオカミに反応して変化したのである。
その理由は再生中の森林が斜面を安定させ、崩壊しないようにさせる事で、川の流れも安定した事。同様に、部分的にシカの生息域を狭める事で、谷のエリアで植生が回復し、安定したため、土壌浸食が減った事である。つまり少数のオオカミが、イエローストーンの生態系だけではなく国立公園、この巨大な土地、その地形までも変えいったのである。

江別市河川防災ステーションの空から雪景色を楽しむ

【mavic pro】20161224防災ステーションから【Drone】

江別市河川防災ステーションからドローンを飛ばし、千歳川、石狩川の空撮を行う。
工場の煙突から白い煙が横に長く大きくたなびく。寒さの厳しい季節で街は真っ白な雪を被り、河川にも氷や雪が春の雪解けの流れを待ち遠しく川面を漂っている。

江別河川防災ステーション

Snowy landscape seen from the sky above the river
江別河川防災ステーションは、土嚢(どのう)を作成するための土砂などの水防資器材の備蓄、水防活動の拠点基地や災害時の避難場所として活用するための施設である。水防団員のための仮眠スペース及び炊き出し機能の確保している。
防災研修の場や河川情報の提供、川を題材とした歴史、川の恩恵などの展示をはじめ、防災意識の啓発や高揚、江別の観光の紹介及び物産の販売の場を提供し、市民の憩いの場として親しまれる空間づくりを展開している。

山火事の消火、ヘリコプターはるな河川より給水

群馬県防災ヘリコプター"はるな"河川から給水


栃木県で発生した山火事に際し、消火活動のために出動した群馬県防災ヘリコプターはるな。水面近くまで下降して河川から給水し、消火のため現場と河川を何度も往来する。

ヘリコプターはるな

Wild fires, helicopter "Haruna" water supply from the river
機種名、ベル式412EP型ヘリコプター。航続距離、約783キロメートル、前橋市から広島市くらいまで距離を後続出来る。
最高巡航速度、約243キロメートル毎時、新幹線と同じくらいの速さである。
限界高度(飛行できる最高高度)6,096メートル。ホバリング限界(空中停止中の最高高度)4,206メートル。定員は15名。



精巧な手腕で河川のインフラ作り =横浜市緑区鶴見川=

ショベルカー 巧みな技術で土台作り! 河川工事現場


Skillful shovel car at the river construction site
横浜市緑区 鶴見川の河川修繕工事の風景。土の掘り出し、均し、基礎板の持ち上げと、異なる作業を同じショベルで器用にこなしている。工事中のため河川の流れは見えない。ランニングをしている人がいる場所であるため、河川修繕後は住民の憩いの場として、安全を護る砦としての役割が果たされる事が期待される。

太田川防災安全工事20170731用水付替工事

20170731平成28年度一級河川太田川広域河川一級(防災安全・補正)用水付替工事

工事および取材の現場

長岡市平島一丁目県道長岡中之島見附線。一級河川太田川の太田川橋左岸側から小千谷方面に向かう道路、左岸に現場事務所を構える。

内容

太田川防災安全工事20170731用水付替工事
太田川防災安全工事20170731用水付替工事
太田川は治水安全度を高めるための河川改修工事を進めており、新たに堤防を整備し河川の幅が広げる。
河川改修事業に伴い川沿いに流れる用水路も堤防の外に移動させなければならない。
旧国道、県道長岡中之島見附線。この地下を横断する用水路を付け替えを、推進工法にて行う。河川改修工事はそれに伴うライフラインも付替えなければならない。

推進工法とは

横に掘りながら、管を敷設する工法。
排土するための装置を付けた直径80センチのドリルで横に穴を掘り進めて、直径60センチの管を押し込むようにして入れていく。

この工事によってもたらされる今後の利便性

用水路の付け替え工事は、今後堤防整備を進めていくにあたって、必要不可欠な工事である。用水路の付け替え完了後、堤防整備を始めとした河川改修工事を実施することによって、太田川の安全度が向上し、洪水に対するリスク軽減が期待できる。

最後に、ヤング・タウン・クリエーターは、今後も学んでいく中で、新しい街づくりの貢献し未来のエースとしてがんばっていきたい、と語った。

渋海川防災安全護岸工事20160926

2016年9月26日一級河川渋海川広域河川一級(防災安全緊急)右岸高水護岸工事

FMながおかによって

新潟県長岡地域振興局管内で実施されている工事の現場での取材を交えて、実際に行われている工事現場、インフラが紹介される。それと共に、若い力を「ヤング・タウン・クリエーター」として紹介し、若い世代に「Town Creator」としての夢を提案している。

現場

一級河川渋海川広域河川(防災安全緊急)右岸高水護岸工事の現場の紹介。新潟県長岡市工事河川である渋海川下流部右岸堤防である。
渋海川の上流は県内の十日町松之山で小国地域および越路地域を流下して信濃川に合流している。
近年合流部上を東西にかかるフェニックス大橋が開通し毎日多くの利用者がある。現場より300メートル下流にフェニックス大橋がある。

工事の内容

渋海川全体の整備事業として、河川施設の改築や流下断面加工のための河道改修等を実施しており、現在(2016年9月26日当時)は河川整備計画の流量下流能力確保に向け下流から河道改修を行っている。
現場である右岸側下流部では河道改修に先立ち既存の堤防の外側に新たに堤防を築造し河川水の高水緊急時に備えるため順次護岸整備が進められている(2016年9月26日当時)。
この現場の主な施工内容はそのうちの一整備区間における、護岸工の平ブロック張りである。

現場の概観

既存の堤防の外側に新たな堤防を築造する。取材現場から見えるのが現在の渋海川の堤防である。現存の堤防の向こう側に川が流れているため現場からは渋海川の流れは直接見えない。
反対側に視点を移すとそこにはまた堤防が出来ている。これが新しい堤防で、古い堤防よりも外側に新しい堤防を作っている。

新しい堤防が出来た後は

将来的に河川断面の確保のため現堤防はなくなる(2016年9月26日当時)。古い堤防の向こう側に渋海川が流れており、既存の堤防と新しく完成する堤防の間が今回の取材現場になっている。
現在、側覆い護岸工を行っており、新しい堤防の法面(斜面の部分)に1メートル真四角のブロックを張っている。

現在の足元もいずれは川に

新しい堤防にブロックを張っていく事により、堤防を水の流れに対しても強くする。するとこの取材現場もも将来的には、川の流れが流れる事の出来る場所になるため、それだけ水を流す能力が高くなる。

工事の目的

渋海川は豪雨により過去幾度となく、溢水(いっすい)や破堤で周囲に多大な被害をもたらしている事から、安全な流下断面を確保し、河川増水時でも災害が発生する事のないように緊急時に備える事が目的である。

この工事によってもたらされる今後の利便性

河川上部の流下断面確保部を含め、信濃川と合流する渋海川下流部流下断面が確保される事により、豪雨により河川が増水した場合でも溢水(いっすい)や破堤による被害を回避し、河川周辺地域で生活の安全確保につながる。また整備された堤防を散歩や健康づくりの場として地域住民に多いに利用される事が期待出来る。リポーターは、この工事が完成すると、大変美しくきれいになるという未来がこの現場にくると見えてくるようだ、と語った。

最後に、ヤング・タウン・クリエーターは、今までの経験を活かし、今後もよりよいものを作ることを目指す。また工事があれば全力でやらせていただく、と語った。

渋海川防災安全工事20170306既設サイフォン撤去

2017年3月6日渋海川広域河川一級(防災安全緊急)既設サイフォン撤去工事

渋海川広域河川一級(防災安全緊急)既設サイフォン撤去工事

紹介の現場は、新潟県長岡市。目立つ施設としては、長岡東西道路404号線フェニックス大橋がある。

工事内容

渋海川右岸長岡市において、既設サイフォンの呑み口部の構造物の取り壊しを行う。

サイフォンとは

まずリポーターはこれを青函トンネルと喩えた。海の下のトンネルを掘るように、渋海川を横断する形で農業用水のトンネルが下を通っている。水圧によって対岸に水を送る。手順としては、新設サイフォンを作ってから、長い年月によってブロックが流された古いサイフォンを撤去する。映像内の説明から作業工程の複雑さがうかがえるが、渋海川の川幅を拡げる工事において、内側に既存の堤防と、外側の新設堤防が出来るわけだが、新しいサイフォンを作り、新設堤防と連結させ、それから川の中の古いサイフォンを撤去すると理解してよいと思われる。

工事の目的

昭和53年6.26水害で渋海川の堤防が破堤し、これにより周辺地域は大きな被害に見舞われた。翌年から中小河川改修事業として、施設の改築、流下断面確保のために河道改修を実施している。まとめると川の流れをスムーズにするという事である。

今後の利便性

新設サイフォン完成により、下流部での農業用水の流れがスムーズになり、旧サイフォンを撤去することによって河道角部に支障物がなくなり水の流れがスムーズになり、水害防止効果が期待出来る。なお、旧サイフォンは取り壊された後、路盤材料として再利用される。

最後に、「ヤングタウンクリエーター」は、一人前の現場代理人になりつつ、自分より若い人材に建設業の良さや、やりがいと伝えていきたいと、語った。