災害リスク軽減について知っておくべき10の事柄
毎年数百の災害が発生する。我々はいつもそれを防ぐ事が出来る。
どこでそれが起こるのかわかれば災害リスクは小さくなる。
ここに実践すべき10の事柄がある。
災害リスクへの知識を深めていこう。
1. 10年間の被害
2001年から2010年までの期間、災害によって1兆ドル相当の損害が発生し、人々は2800万の家屋を失った。オーストラリアの災害は110万、一日あたり300人の犠牲が出ている計算である。
2. 災害=危険性×脆弱性
災害とは地震、津波、洪水のような自然災害そのものではない。暴動のような人為的な危険もこれに含まれ。これらに対する私達の脆弱性が災害の影響に単純比例する。
3. 被害は一定ではない
災害が発生したとき影響は脆弱性に比例し、被害は一定ではない。貧しい国ほど災害時の被害が甚大となり、国際社会からも見捨てられやすい。
4. 異なるリスク管理が必要
ハードに対する介入としては建築やインフラの保護、ソフトに対する介入としては、教育とツールの訓練、コミュニティを拡げる事である。イニシアチブを広範囲に拡げる事によって、対応できる容量、脅威に対する弾力性が増す。
5. あちらを立てればこちらが立たず
一つの災害に対処するためにさらなる災害を予期出来ないという例が挙げられる。
米穀の生産を増大させる事は飢餓対策には有効であるが、灌漑によって蚊の繁殖に繋がり、マラリアなどの症例が増える。
6. 対策に地元コミュニティを巻き込もう
災害対策に地元の人々のコミュニティを巻き込む事は重要な要素である。将来の災害を処理するために必要なスキル、家の再建や探索救助犬の育成は有効な手段といえる。
7 正の変化
ビルのような長期的な開発を目指す事も有効である。病院と教育者の育成も欠かせない。
8. 気候変動によって食物が値上がり
災害リスクに関して気にかけておくべき事は、さらなる気候の変動である。予測不可能な天気は作物の価格の高騰、天然資源の需給逼迫といった影響を及ぼす。
9. 人々の生活の変化
都市に住む人が増加している。それにともない病気や暴力行為による危険が増加する。
10. 災害リスク
災害リスクという分野は、誰もが開発に携るビジネス関係者である。ワールドワイドなコラボレーションは、このビジネスの重要な組織といえるだろう。